航空機搭載SAR画像で災害状況を把握

鮮明な地表の画像を撮影

航空機搭載合成開口レーダは、地表面の鮮明な画像をマイクロ波で撮影するレーダです。電波を使用しているため、夜間・雨天・曇天でも、雲上から鮮明な地表の画像を撮影できます。

当社が開発した航空機搭載合成開口レーダ『ATSAR』は、新しいレーダ方式の採用、ハード・ソフトの内製化により、大幅な小型軽量化、低消費電力化、低コスト化ができました。さらに、小型機(軽飛行機)にも搭載が可能になりました。

高速処理アルゴリズムの開発により、観測と同時に画像化ができるリアルタイム処理を、世界で初めてノートパソコンで実現しました。これにより、救難捜索監視用途にも応用が可能になりました。

現場への緊急出動が可能

『ATSAR』は30分で搭載することができ、緊急出動が可能です。地震、津波、水害、山崩れ、火山噴火、山火事等の発生時に、天候回復や夜明けを待つ必要がなく、災害状況の鮮明な画像を撮影でき、的確な災害状況の把握、迅速な救助活動に寄与できます。また、3000m近くの高高度から海面上の小さな物体にも鮮明に画像化が可能で、海難事故での捜索救難にも応用が期待されます。

海外でのSAR観測

海外でのSAR観測には、現地でチャーターした航空機に搭載が可能で、航空機を日本から飛ばしていく必要がなく、大幅なコスト低減が可能です。

このように、当社の開発した航空機搭載合成開口レーダ『ATSAR』は、社会の安全安心に貢献することができます。

『ATSAR』航空機搭載SARの詳細については、以下のページをご覧ください。