振動可視化レーダ『VirA』
橋梁、ビル等、大型構造物の
振動、変位を遠隔から面的に計測
『VirA』とは
『VirA』振動可視化レーダ(Vibration Imaging Radar)は、遠隔から振動を面的に計測・可視化できるレーダです。デジタルビームフォーミング技術を用いることで、毎秒1000枚の2次元もしくは3次元データが得られます。そして、画像データを解析することで、5ミクロン程度の距離変化を準リアルタイムに計測することができます。また、VirAはレーザースキャナー(LIDAR)で観測した3D点群データにレーダ画像を張り付けることで、位置の特定が容易に可能です。
『VirA』の特徴
- 遠隔から非接触に計測するため、 足場工事やセンサーの設置が不要
- 観測対象をレーダで画像化し、画像各点の信号位相から、面的に振動、変位を計測
- 設置開始から約30分で計測開始が可能
- 掘削面、斜面崩壊、火山等のリアルタイム変位の警報機能
- 交通を遮断することなく計測可能
計測事例
橋梁の振動を計測
- 橋梁下から『VirA』で橋梁を観測し、車両走行による振動を10ミクロンの精度で計測
高層ビルの振動を計測
- 地上から『VirA』でビルを観測し、振動・微小変位を10ミクロンの精度で計測
- 0.5Hz程度の風による振動と温度による傾斜変化と思われる変位を確認
仕様
仕様一覧
観測範囲 | 仰角 :30度 方位角:45度 |
観測距離 | 100m ~ 10km |
方位分解能 | 0.5度 |
撮像速度 | 500枚/秒 MAX |
解析周波数 | 250MHz以下 |
計測振動振幅 | 0.01mm程度 |
消費電力 | 300W以下 |
計測応用例
火山の微小変位計測
掘削斜面の
微小変位計測
地下工事に伴う
路面変位計測
ダム堤体の
微小変位計測
合成開口レーダ(SAR)の技術はさまざまな分野での応用が進んでいます。
SARの利用事例については、以下のページをご覧ください。
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